一度きりの人生、ハッピーに死んでいきたい

どうしたらハッピーに死んでいけるかを考えながら毎日を生きてます。

究極のミニマリストを目指して

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定期的に物を捨てたい衝動に駆られることがあった。

 

数年前にテレビでミニマリストという存在を知り、わたしが目指しているところはそこだ、と気づいた。

 

本当に必要なものにだけ囲まれたシンプルな生活がしたかったのだ。

 

ミニマリストユーチューバーの動画を見ながら、買ってはみたものの一度も使っていないもの、あれば便利だけどなくても困らないもの、いつか着るかもででずっと押し入れにしまっている服達を思い切って捨ててみた。

 

無心でゴミ袋に放り込む。

 

気づけばまるまる太った90Lサイズの袋が4袋。

 

こんなに私の生活は無駄なもので溢れていたのかという驚きとやりきった爽快感。

 

これで私も今日からミニマリストだ、と思ったのも束の間。 

 

少し時間が経って気づけばまた要らない物に囲まれて生活している。

 

またまたゴミ袋に詰め込んでみたものの、私が目指していたミニマリストとかけ離れている気がする。

これではただの物を捨てたいだけの人間だ。

 

不要な物を捨てるのは第一段階で、次は物を増やさないようにしなければならないのに、必要なものを必要なだけ買う、これがなかなか難しい。

 

季節が変わるごとに服は買いたくなるし、時々続きもしないくせに勉強用に本も買ってしまう。

 

どうしたらあのユーチューバーのようにシンプルで素敵な暮らしができるものか。

 

考えに考えた挙句、私がたどり着いた答え。

 

 

 

 


買ったものを置くスペースがあるからだめなんだ。

いっそ家ごと捨てちゃうか。

 

 

 

家を捨てるといってもさすがにうら若き(?)20代女子。

 

路上で生活をするわけにはいかない。

 

そこで、ふとリゾバという言葉が頭に浮かんだ。

 

リゾバとはリゾートバイトの略で、言葉通りリゾートでするアルバイトのことだ。

 

普通のアルバイトと違うのは派遣会社を通して働くことと、それが住み込みであるということ。

 

元々お金を貯めたくて仕事を探していたときに知ったのだが、その時は家を解約してまで行く勇気がなかった。

 

しかし、今の私は家を捨てたいと思っている。

 

こんなにちょうどいい仕事はないんじゃないか。

 

早速インターネットでリゾバを検索してみた。

 

そうしたら、寮費無料、食事支給ありなど魅力的な案件ばかり。

 

期間は短いもので1ヶ月未満から長いもので3ヶ月以上のものも。

 

よし、決めた。

 

リゾバに行こう。

 

本当に必要なものだけスーツケース一つに詰めて行ってそこで生活をする。

 

3ヶ月くらいたったらまた別の所へ行こう。

 

その時ももちろんスーツケース一つだ。

 

そうして一年くらいたって三、四箇所まわる頃には私も本物のミニマリストになれるのではないだろうか。

 

いや、きっとなれているはず。

 

こうして私のミニマリストになるためのリゾバ生活が幕を開けたのだった。